« 中国にアクセス規制されたらしい。 | メイン | 日本の国際救助隊受け入れの目的は、福田の五輪開会式参加? »
「募金した?」と私が日本語を教えている友人の女性から聞かれました。言葉に微妙な雰囲気を感じたので「日本は5億円の援助をした」と答えると「そうじゃなくて、あなたはしたの?」と食い下がられます。
ここ数日、ニュースは地震現場の感動的な記事でいっぱいです。中国人の募金熱も盛り上がっています。中国人は基本的にはいい人たちなんですけどね、ちょっと頭がわるいのです。
私も負けずに話しをそらします。「日本は世界最高の技術を持つ災害救助隊を派遣しようとしたんだけど、中国政府が拒否してて、今日やっと受け入れが決まったよ。政府の面子のほうが人命より大事ってか?頭にきて死にそうだよ」といってあげました。「え?なにそれ、しらない」
ほらきましたよ。
日本語のわかる女性だったので、ニュースサイトを数個教えてあげると、その後ようやく事態を飲み込んだようです。「現地にいる日本の記者は宣伝部の指導下にないから、中国の新聞に書かれていないことも書いてある」と教えてあげると納得したようでした。当然です、現地は極限状態の民衆の不満は爆発寸前で当然でしょう。現地に大量に派遣された軍人や武警は、決して災害救助のためではありません。民衆の一揆を抑えるためのものなのです。
「で、話はもどるけど、募金は危ない。政府の高官の懐に入るだけだ。こういうのを焼け太りというんだ」と言ってあげると、こう返してきました。「そう、実は危ないと思ってるの。お金がちゃんと被災者に渡るかどうか、わかったもんじゃない。政府は信用できないわ。こんどから海外の新聞と読み比べる」
「危ないから、こんなこと絶対口外しちゃだめだよ。ところで、きみのまわりの様子はどう?」「会社は地震と募金の話題ばっかりでぜんぜん仕事にならないわ」
いま中国では大々的に募金活動をしています。しかし、「いくら集まったか」は話題にとりあげられていますが、集めた金をどう使うかに関してはまったくといっていいほど話題にあがっていません。単なる面子の張り合いになっているのが中国国内の「善意」なのです。

