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■ 秋の日に想う

 麻生内閣が成立してからの時間の過ぎるスピードの何と速いことだろう。おそらくは100年に一度の金融システム崩壊により、市場からは断末魔の叫びが聞こえてくるようだ。しかし、ふと空を見上げると青い美しい秋の空だ。この美しい日本、それを大切に守っていかねばと改めて気を引き締めようと思う。

 今回の一連の騒動で、注目しているのはアイスランドでのデフォルトである。これは冷戦時代、重要な兵站基地であった(米軍は2年前に撤退)。アイスランドを経由しなければ、戦略爆撃機をロシアまで飛ばすことができない時代もあった。そのアイスランドがロシアが資金の拠出を求めるというのだ。たった40億ユーロ(約5400億円)の拠出をEUは拒んだのである。これは既存のEU、NATOの枠組みが変質しつつあるということを象徴的に示している。仮に、アイスランドがロシアの資金援助を受け入れるならば、長きにわたって大西洋の両岸の安全保障に寄与してきたNATOが地理的に分断されるのである。

 この事態はウクライナやグルジアといった諸国にも大きな影響を与えるだろう。EUが援助しないならば、ロシアの傘の下に入った方がましだと考える国家首脳は多いだろう。グルジア侵攻で国際的非難を浴びたロシアが再び周辺諸国への攻勢を強めることもできるのだ。

 以下の記事を参考にしてほしい。

http://www.ft.com/cms/s/0/ee3be044-94d3-11dd-953e-000077b07658.html

 EU諸国内部での経済格差、それに各国が自由に経済政策を運用できないというフラストレーションは高まっていくことだろう。いずれにしてもヨーロッパ中央銀行は、今回に関しては、動きが鈍かった。そのことが事態のさらなる悪化を招いている。こうなれば、EUの取る道はふたつである。一つは、EUを再び解体すること。もとの、通貨制度に戻すことである。しかし、これはうまい汁を吸ったEU諸国の企業にとってはあまり考えにくい選択肢だろう。もう一つは、EUのさらなる一体化と権限の強化である。こうなった場合、日本は改めて、EUに対する対応を考えなければならなくなるだろう。なんと言っても、ナポレオンでも、ヒトラーでもなしえなかったヨーロッパ単一国家が生まれるのだから。

 中国は・・・、これはもう言及する必要もないだろう。バブルの崩壊と食料品に対する不安から改めて中国共産党への批判が強まるだろう。その中から人民解放軍が暴発する可能性も常に検討しなければならない。太平洋岸までやってきた潜水艦をロストするようでは、先が思いやられる。今回の金融の混乱は、かならず中国にも波及して、さらに大きな波となって日本に襲いかかるだろう。この対応ができるか、それが今回の衆院選で日本の有権者が見るべき最大のポイントだろう。

 麻生首相は、就任以来、一貫して経済政策の重要性を主張しているし、今回中川財務相も、G7でIMFに緊急融資制度の創設提案へとある。いや、ほんとに麻生内閣で良かったよ。誰もが相当の被害を被るだろうが、ぎりぎりの所でこの危機をかわせるのではないかと思う。それにしても民主党の鈍感ぶりも相変わらずで、時事通信の記事では、

「民主党幹部は「日本の金融機関にも影響が出るかもしれない。政府の対応は後手後手。民主党政権なら、こんなことにはなっていない」と批判。同時に「金融不安を理由にした衆院解散の先送りは認められない」と早期解散を求めた」

 とあるんだが、思わず正気か?と言いたくなる。政策も主張せずに、よく言うよなあ、という感じだ。

http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008100801000810.html

 まあ、うららかな晴れた秋の日にこんな事を考えてみた。民主党が自民党以上にボケているのは、日本が平和で良い国だからだが、だからといって民主党に政権を任せるわけにはいかないよ。とりあえず、今回の危機に対応するためには麻生内閣でなければならなかった。これは「天命が下ったのだ」と言うしかない。政治家としてはこれ以上に活躍のできる時期はない。というわけで麻生首相、後は頼みましたよ(笑)。

 今こちらで動いている変な話はあるにはあるが、それは対処方法でなんとでもなる。さぁ、これからが正念場でっせ。




カテゴリ : [貴様ら!俺の言うことを聞いてみませんか]  更新時間:2008年10月10日 14:58

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