魔法

「魔法ってあるのかな」

「魔法かあ。何かの精神の流れというのは有るのだろうな。私とあなたが偶然数分間同じ空間にいることは、まああるだろう。でも意思の視線は零コンマ数秒間、それも背中から私に浴びせて、それを私が感じ取り、部屋から出たところで、脳幹がやや遅れてそれに反応して、無意識的に確認すべくもう一度その空間に戻るのはまあ数秒だろうな、そして、その意思の出発点を確認するのにコンマ数秒。だからまあ「意思の流れ」というのは間違いなく存在する。」

「それが魔法なの?」

「魔法とは大いなる脳の作用であり、勘違いとも言えるだろう」

「世の中、魔法だらけね」

「人間が生きていること、何かをすること、誰かに会うこと、全て魔法だよ。さぁ、魔法をかけてあげるからもう寝るんだ」

「あなたの夢を見る魔法をかけて」

「もうかけてあるよ」

↑ラノベじゃないなこれだと(笑)