確定拠出年金の回答ありがとう御座います

読者さんよりいただきました。以下掲載。

題名: 確定拠出年金に関する質問への回答

メッセージ本文:
はじめまして、サイトをROMしていますふかふかといいます。10年くらい前、「なぜこんなに時間がかかるのか」と読者の方と同じ疑問を抱いたことがありました。まず、確定拠出年金の特殊な商品発注の仕組みについて、その後投資信託商品の売買に時間がかかる理由を説明します。本回答が参考になれば幸いです。

 確定拠出年金は必ず、企業や個人が契約する運営管理機関(運用商品を提供したり資産データを管理したりする)と呼ばれる金融機関が介在します。加入者が「A商品をB商品に変えたい」と思ったとき、インターネットなどで変更手続きをします。この手続きは瞬時に終わります。
 しかし、この後以下のようなルートをたどります。まず、前出の運営管理機関が個人の運用指図(A商品を売却してB商品を購入)を取りまとめ、資産管理機関と呼ばれる信託銀行に発注内容を通知します。
 その後、運管の発注通知に基づき信託銀行が商品提供機関と呼ばれる金融機関(銀行、証券会社、保険会社など)に売買を発注します。ここで初めて発注されるのです。つまり、加入者の発注後、中間業者を経由して注文が執行されてデータが更新される仕組みです。上場株式等のように直接売買しているわけではないのです。
 次に、なぜ数日もかかるかという説明です。確定拠出年金の主たる投資商品が上場株式等のように瞬時に売買できるものではなく、投資信託であるためです。たとえば、国内株式を投資対象とする投資信託の売買は通常申込、約定、受渡という流れで成立します。売買代金の受け渡しが行われる受渡は、投資信託の銘柄によって異なりますが、多くは約定日の2~3営業日後です。確定拠出年金では信託銀行が実際この申込をするので、余計に時間がかかります。
 預金や保険商品ではその性質上即時にデータ更新ができるはずですが、確定拠出年金の運用商品になっている預金や保険商品については上記のような仕組みになっているため、数日もかかるのです。2001年10月の制度導入よりこのような仕組みでスタートし、関係者が改善しないで17年経過してしまったのです。確定拠出年金はあまりもうかるビジネスではないので、システム改修の設備投資ができないというのが本当のところでしょう。建前では老後の資産形成のための長期運用を前提にしている制度なので、スピードや利用者ニーズは重視されてこなかったのです。
専門用語が多く、不親切なサイトが多いですが、このサイトが比較的わかりやすく説明しています。 https://top.nrkn.co.jp/business/operation.html