根拠のない「15兆円損失」というか、価値観はカネだけかよ朝日新聞。

最近の新聞記事は、変なのが多い。というか、東スポみたいに題名だけが一人歩きしている。

というか、朝日新聞は題名が悪質で中身がない。昭和の美徳がいかにも悪のような題名だが、現代に関係ないだろう。昭和なんてもう30年も前だ。30年も前の話を引きずってる朝日新聞の方が「左翼が強かった過去が懐かしい」と思っているだけじゃないのか(嘲笑)

そもそも。題名の説明が本文に全然無くて無理矢理作ってるのが見え見えなんだよ。バカだなぁ。文章が下手すぎるよ。

「不眠不休「昭和の美徳」引きずる日本 損失は年15兆円」という、いかにも寝てないと損失があった、というイメージを膨らませる記事だが、その根拠はどこにもない。研究者一人がいっていることを鵜呑みにして書いているだけだ。その算定基準も何もない。以下に本文を全文掲載するので、題名の「15兆円損失」と本文がいかに剥離しているかを見て頂こう。

 

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https://digital.asahi.com/articles/ASLDM54KHLDMTGPB00G.html
不眠不休「昭和の美徳」引きずる日本 損失は年15兆円

「世界の中で一番寝ていないのは日本人と韓国人。つい最近、日本がトップに返り咲きました」

「作業効率の低下や産業・交通事故など、睡眠不足による日本の経済損失は、年間15兆円にもなります」

久留米大医学部の内村直尚教授(62)は睡眠不足の悪影響について約70人を前に1時間半語った。

昨年11月下旬、福岡県久留米市での講演会。睡眠研究の第一人者で「睡眠伝道師」として知られる内村教授は、健康に暮らせる眠り方を広める活動を続ける。

代表的な取り組みが、学校での「昼寝」の勧めだ。睡眠が不足しがちな生徒の体調改善に、と2004年、母校の明善高校(久留米市)で始めた。

人間は「体内時計」によって午後2~4時に一つの眠気のピークがやってくる。その前の昼食後15分、机に顔を伏せて眠る。深くは眠らない。目を閉じ、安静にしているだけでもいい。理にかなった昼寝は、集中力や学力の向上といった効果をもたらした。昼寝の輪は茨城や静岡、愛媛、佐賀、熊本へと広がる。

1956年生まれ。足が不自由だった祖父の勧めで医学の道に進んだ。「不器用だから外科は無理。人に接するのが向いている」と精神科を選んだ。

統合失調症の原因を生理学的に探る基礎研究に没頭した。休みもなく、午前0時まで帰れない日々。「『眠る時間があったら患者のために頑張れ』と教授には叱咤(しった)されました」

ところが、留学先の米国で、違った価値観と出会った。現地の研究者は金曜の夕方は早々に帰宅し、週末を家庭で過ごすのを当たり前にしていた。「その気になればメリハリつけた生活もできる」と気づいた。

バブル絶頂期の89(平成元)年に帰国した。

 

♪24時間戦えますか

 

テレビがドリンク剤のCMをガンガン流していた。

臨床医として、うつ病患者の急増に直面した。90年代半ば、それまで多かった統合失調症の患者数を逆転した。働き過ぎて疲れ果てた人が次々と訪れた。

患者の大半は睡眠障害も抱えている。睡眠不足がうつの症状を悪化させ、症状の悪化が不眠を招く悪循環が患者を追い詰める。自殺に至るケースもあった。

「休息と睡眠は人の命に直結する問題だと、臨床の現場で痛感しました」

睡眠研究が、その後のライフワークとなった。

睡眠不足は高血圧や糖尿病などの生活習慣病アルツハイマー病などのリスクを高め、日中の活動への集中力も奪う。17時間連続で寝ていない人のパフォーマンスは、酒気帯び運転に相当するレベルまで落ちてしまう、という研究もある。

「寝る間を惜しんで頑張ったつもりでも成果はあがらない。本末転倒です。体を使い倒す生き方から、起きている時に力を発揮できるよう体を整える生き方への改革が必要です」

理想的なリズムで生きている人として例に挙げるのが金田正一さん(85)だ。

プロ野球歴代最多の400勝という不滅の記録をもつ「昭和」の大投手には、体にむち打って連投するモーレツな投げっぷりの印象が強い。

だが、5年前、内村さんがテレビ番組で出会った金田さんは50代の健康を保っていた。その秘訣(ひけつ)を金田さんはこう語ったという。

「現役時代、8~10時間の睡眠を取るため酒づきあいは避けた。義理を欠いても生活のリズムを守った」

親交のある作家で精神科医帚木蓬生(ははきぎほうせい)さん(71)=中間市=も午前4時からの2時間、小説を原稿用紙4枚分書き、午後9時半に就寝する生活を40年続ける。「彼がよく言うんです。『よき習慣は才能を超える』って。眠りのリズムを守り続けるのは、一流の人物に不可欠な才能です」

平日に睡眠を削った分、週末に「寝だめ」をしてはどうか?

そういう声に、内村さんが示すのが海外の研究例だ。健康な男女16人に、週末に寝られるだけ寝て、朝寝坊してもらう実験をしたところ、眠気の強さや疲れはかえって、翌週の半ばまで残った――。

「平日の寝不足を週末の寝坊で取りかえそうなんて大間違い。朝寝坊が2時間を超えると体内リズムが崩れ、日本にいながら時差ボケ状態になる。足りない睡眠は、1時間ほどの早寝か昼寝で補うべきです」

リズムを整えるには毎朝、決まった時間に起きて朝日を浴びることだ、と内村さんは強調する。

すっきり起きられたか、自己点検が内村さんの日課だ。「目覚めが悪いのは体の悲鳴だ」と、自らの生活の変調を見直し、改める。

「働き過ぎ」の是正が叫ばれて久しい。だが、国の調査によれば、2016(平成28)年の日本人の平均睡眠時間は1976(昭和51)年と比べると28分も短くなり、91(平成3)年との比較でも5分短い。

「日本人は戦争と復興の昭和の時代、『休まず寝ない』が美徳かつ努力の指標となり、それを平成の世も引きずってしまった。『24時間戦えますか』と遮二無二に突っ走ってきたつけがきている。次に来るのは『ちゃんと眠るが勝ち』の時代です」(市川雄輝)