まとめようと思ったけど出してしまおう。ANAはもっと楽しさを宣伝してくれ

商品を売るのではなく体験と楽しさを売る

 

私は20年近く、「嫌われてもいいから過激に、裏を書く」ということをやってきた。イヤミ臭くてイヤに思う人もたくさんいただろう。ただ、そういう「きれい事と建前が正しいと盲信している」層はすべて切り捨てていこうと決めたから、いまでもこんな具合だ。二階堂ドットコムでは独特の「書き方の流儀」というのがあるので、万人受けはしない。

 

ただ、今までやってきた仕事の中には商品企画やらキャッチフレーズやらというのもある。もちろん私が書いたということはおそらくクライアントもわかってないだろう。

 

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「感動を売る」というキャッチフレーズがある。なんとなく抽象的に読むだけで、誰も本当の意味をわかってないのではないだろうか。かくいう私も「感動なんかあるかい!」と思っていたが、先日旅行をして、「ああ、感動を売るという本当の意味はこれだ」とわかったことがある。

楽しいかどうか。やりたいと思うかどうか。ものを売る、商品企画を買ってもらうのではなく、「面白いのでぜひ金を出させてくれ」と、客が金を出してくるというのが「感動を与える」ということの意味だ。

ずいぶん簡単なことだ、と思うかもしれない。そんなの誰でもわかると。でも、それを本当にわかっている人間がどれくらいいるだろうか。

 

ANAという会社がある。今月から、ホノルル路線にA380という、スカイマークが倒産したから押しつけられた機体を使ってホノルル路線に就航する。ちなみに、A380は新規建造もしないというから、間違いなくANAのお荷物になるだろう。

 

綾瀬はるかとA380が飛びますよ、という宣伝を日本でしているのだが、そこしか訴求ポイントがないのだろう。全然現地は整っていない。

ホノルルに行く人間によれば

「JALより高くホノルルでの観光には弱いのに、ANAを使う理由がない」

「HISで安く海外の飛行機使ってきた方がいい」

という。ハッキリ言ってJALにかなう目論見を誰も立てられないようだ。

では、ANAはどういう戦略に出ればいいだろうか?と考えてみることにする。

 

【前提】

・JALは、日本からホノルル便でかなりの観光客のシェアを握っている。旅のノウハウから現地でのコネクションまで、ハワイ州ともズブズブ。

・JALは、30年前から、倒産の原因となったリゾート開発をやっていたくらいなので、かなりどこでも浸透している

・ハワイのハワイアン航空は、ANAからJALに提携先を変えた。ANAはますます不利

・ホノルルでは、旅行会社はJTBが圧倒的な強さ。近畿日本ツーリストは、市内を巡る自社ツアー客向けのバスの購入で躓き、ANAと同じ負け組。

・ハワイのうち、ワイキキではJCBが一番使える。JCBをもっていると、無料トロリーバスに乗れたりする。

 

【普通の対策】

・朝から晩までワイキキ地区~ダイヤモンドヘッド~アラモワナショッピングセンターなどを巡るバスを走らせる。ANAツアーでなくても使わせる。

→ANAのツアーの特典などの提供、遊び方の紹介

・国内でのCM

 

*問題点 この程度ではJALに勝ちに行く戦略とはいえない。

 

【提案】

*「楽しさ」の提供→パスポート取得率が国民の25%程度と低水準で推移している。可処分所得の低下が原因で、今後はさらに競争が激しくなる。

であれば、若年層から「ANAの飛行機に乗りたい」と思える刷り込みや教育を長期に予算化すべき。

「ANAでしかできない」遊び方、ハワイの楽しさや体験映像を作成、あらゆるメディアでCM→Youtuberを使うのも良いが、タレント自体を作ってしまってもいい。

 

「パスポート取得、チケット購入、ESTA取得、当日の流れ」まですべて動画で教える。

 

*ダイナミックな企画

例だが「FNS27時間テレビ」などで、たけしを乗せてホノルルまで行く→出来れば機内中継。A380の紹介もする。そこに若い人たちを招待で乗せておくとか、まぁその辺はテレビ屋にやらせればきっちりまとまるだろう。

「夢と体験、旅行という生き方」のイメージアップ、底上げがなってないので、サプライズな企画フライトをどんどんやるべき。

 

社員映像の作成

「初めての飛行機旅行」→みんな最初は飛行機が好きだったはず。それがいつの間にかサラリーマンとしての生活に追われ、旅行が楽しくなくなっている。そんな人間たちには企画は出来ないし、当たり外れのない、守りに入った企画しかでてこない。だから子供のころからの素直な気持ちになって、どうして航空会社に来たのかを話してもらう。

 

【まとめ】ANAをつかって、旅をしてもらいたい

ホノルル路線にこの気持ちが全く感じられません。届かないのですから、小手先で何かをやっても意味が無いです。

「ANAを利用してもらおう」とばかり思ってはいけない。しかし、「飛行機に乗りたい」と思わせるイメージ作りが必要。自社だけに来ればいいというようなやり方ではうまくいかない。真似されても、そここそ、ANA得意のもてなしで対抗すればいい。

 

*現状の「ハワイに行きましょう」だけの宣伝で、いったら現地の適当な旅行サービスでは、みんなガッカリする。現地でのサービスについては大いに検討の余地がある。

 

・・・まだまだいいたいことはあるが、まぁ、どうせ誰もフンとはなかんで終わりだろうから、まぁこの辺でいいか。