後藤新平の白魔術と黒魔術そして「台湾史の創造」:台湾の難しさの2つ目の鍵

【Tの分析】にみる後藤新平

地獄の窯開きの令和元年大晦日にJ-CIAから一編の記事が出た。『【Tの分析】中曽根康弘元首相に関する一考察 』(https://www.j-cia.com/archives/15805)である。当該編は、表題の大勲位中曽根のバルカン政治家ぶりがなんとも頂けない。然し、大勲位が受け継いできたのは、政治的タクティスであること、そもそも日本の大正期から昭和期のエリートが明治をどう振り切ろうとしたかだとわかり、とても興味深く読ませていただいた。簡明かつ的確な分析に拍手を送りたい。

明治という時代は、実質前時代の天保期に生まれた江戸時代人が支えていた。昭和は実は明治期に生まれた人が天保期の江戸時代人の秩序を崩し、格闘した時代であり、その犠牲として大正人が人柱にされて多くが死んだ時代だった。

昭和を用意した軽佻浮薄の大正デモクラシーは、都市部の浮かれ騒ぎとポピュリズム、そして東北の天災と農村部の破綻と崩壊が日本の明暗をくっきりと浮き彫りにした。(速水 融 , 小嶋 美代子 『大正デモグラフィ 歴史人口学でみた狭間の時代』文芸春秋2004)

関東大震災で東京が帝都として再構築された時代であり、

https://www.j-cia.com/archives/15809