詩人からの手紙【投稿】

「死んだ男の残したものは」という曲は、
森山良子氏の歌でよく知っていたのだが、
その作詞が谷川俊太郎氏、作曲が武満徹氏とは、全く知らなかった。
なんといっても反戦歌として超有名な作品である。
令和のヘボ詩人の替え歌を、この三先生方は果たして許してくださるだろうか。

死んだ男の 残したものは
生きてるわたし 生きてるあなた
他には何も 残っていない
他には何も 残っていない

死んだ男の むくろの上で
身を売る娘 腑抜けた息子
生き抜くだけで 精一杯の
みじめな時が 確かにあった

死んだ男の 墓標の上に
ウソで固めた 時代が積もる
愛と平和で 目くらましされた
ニセの歴史の プロパガンダで

男が死んで 月日が過ぎて
ホントのことが 見えはじめてる
勝った奴らが 隠したものが
あえて忘れて 生きてきたことが

死んだ男の 残したものは
生きてるわたし 生きてるあなた
まだまだ何かが 残されている
大事なものが 残されている

死んだ男の 望んだものは
凛々しい日本 やさしい日本
それは誰にも ゆずれはしない
それで男は 死んだのだから

憂国詩人・虚空亭駄々濫坊 20200913