ここ数年、テレビやラジオや電車内などに「利子を払い過ぎていませんか」という広告が溢れ返っている。この1兆円規模とも言われる「過払い金返還利権」をもぎ取って、法律業界がおおいに潤うキッカケを作った一人が宇都宮健児弁護士だ。日弁連の会長選挙で、今年、この「功労者」が選ばれたのも、下心ミエミエの話だろう。 貸金業法を審議する過程で、自殺という言葉を印籠のように振りかざし、まともな議論を封殺したのが宇都宮弁護士なのだということが、この本↓
の中で徹底的に検証されている。世の中の常識に反する事実だが、日本では自殺は増えていない。自殺が増えたと叫ぶのは、「自殺対策」を利権にしている連中を儲けさせるだけではないのかとも、この本は指摘する。金融庁の懇談会の場で、「高利貸しがいけない、高利貸しをやっつけろ」と、ある時は脅し、ある時には洗脳して出来上がったのが貸金業法だ。今月18日に完全施行に移される。
個人消費が景気を支えているというのは別に言わなくてもわかることだろうが、ところで、6月からキャッシングの総量規制が導入された。これから無職の人は9万円までしか借りられなくなるのだ。主婦もしかり。旦那が給料あろうとなかろうと関係なく・・・もちろん、カネ借りて朝鮮玉入れ(パチンコ)行っているバカとかがいなくなり、金貸しが衰退し、さらには朝鮮玉入れが衰退すればなによりなのだが、以下の本は面白い視点でそれを書いている。ちなみに、著者は「ナニワ金融道」の担当編集であり、原作にも携わっていた水澤潤。
登録情報
5つ星のうち 4.8 レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
| 2位 ─ | 本 > 投資・金融・会社経営 |
| 1位 ─ | 本 > 社会・政治 > 法律 > 暮らしの法律 > 法律入門 |
商品の説明
内容説明
2010年6月、貸金業法が完全施行されます。
これが実は、とんでもない法律であることを、ご存じでしょうか。
サラ金からおカネを借りたくても、
借入総額が年収の3分の1を超えてはならないという
総量規制が強制されるため、
日本中の貸金業者が一斉に貸してくれなくなるからです。
つまり、どういうことか。
「いざ」というとき、生活費や医療費、子供の教育費のために、
貸金業者に頼っていたみなさんは、もうおカネを借りられなくなるのです。
■「過払い問題」も「多重債務問題」も、わかりやすくご説明します!
クレジットやローン会社からの借入額が年収の3分の1を超えている人は、
今後、もはや一円も借りることができません。
これは決して「他人事」なんかではないのですよ。
そもそも、ギャンブルや夜遊びに入れあげて、
サラ金からおカネを借りている人ばかりではありません。
実は、仕事を受注するためのつなぎ資金として、
なじみの貸金業者に頼っていた中小企業の社長は多いんです。
もちろん、低所得者の方、特に専業主婦が家計のやりくりに窮し、
切羽詰まって借りるケースもありました。
しかし、本当に残念ですが、事業主の方も、専業主婦の方も、サラリーマンも、
これからは借りたくても借りられなくなってしまうんです。
■「破綻の臨界点」というまったく新しい理論!
本来、いくらまでなら、おカネを借りても「安全」だったのでしょうか。
簡単な計算で、あなたの「破綻の臨界点」がすぐにわかります。
家計簿をつける手間もいりません。
これまで誰も教えてくれなかった「債務整理術」もあわせてご紹介します。
内容(「BOOK」データベースより)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1984年東京大学工学部卒業後、講談社に勤務。週刊モーニング編集部在籍中に漫画家青木雄二氏を発掘し、『ナニワ金融道』を作る。1995年に独立後は原作契約を締結し、同作品の第17巻までの原作を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
About this Title
今から2000年も前に書かれた聖書ですら、多くのページを費やして、さかんに高利貸しの害悪について注意を促しています。私たちよりも百世代も前の人たちですら、現代の私たちとまったく同じように、利子を取ってお金を貸し借りすることを警戒し、悩み続けてきたのですね。
これだけ長期間に渡って高利貸しの恐ろしさが伝えられてきたのですが、なぜ高利の借金が恐ろしいのかという根源の理由を正面から解明した人はいませんでした。
高利が怖いなんてことは、どうやらまったく当たり前のことだと考えられていたようなのです。ちょうどニュートン以前の人間が、リンゴの実が落ちるのを見ても何も感じなかったのと同じように。
破綻の臨界点の発見は、お金の貸し借りにおけるニュートン的な発見だろうと筆者は考えています。ニュートン力学ほどの難しさもなく、言われてみれば誰でも一発で理解できる概念ですが、言われなければ気がつかなかった概念なのですから。
しかも引力と同じで、たしかに目には見えないけれど、破綻の臨界点が現実に存在していることは、この本をお読みいただいた皆さんは、まちがいなく納得してくださっていることでしょう。
破綻の臨界点の理論を使えば、同じ金貸しからお金を借りた客のうち、多重債務に陥る人と、平気で返せてしまう人が出てくる理由を明確に説明することができます。二人の差は、破綻の臨界点を踏み越えてしまうか踏み越えないかの差なのです。お金を借りる側のうち、ある者たちが、自分の選択によって多重債務者への道を選んでいるのだという点こそが発見なのです。
だからこそ、すべての国民に対して十分な教育を整備しなければならないのです。幼少期から成人に至るまで、継続的な教育が必要なのです。
また、借りる人に対する臨床心理的な「心のカウンセリング体制」が必要です。「法律家のカウンセリング」とはまったく異なる、心に寄り添うカウンセリング体制が求められているのです。
しかし貸金業法の完全施行を今年6月に控えた今、教育内容はお粗末きわまりないままで放置され、カウンセリング体制も不十分。ほとんどの自治体で皆無に等しい惨状です。このままでは、多重債務とは無関係の500万人の健全債務者まで借りられなくなる6月の津波を乗り切ることはできません。
多重債務問題は、一も二もなく借りる人の「心の問題」です。この点を理解する以外に解決の道はありません。
ただし破綻の臨界点の発見は、天動説を信じていた人たちにとっては、きわめて都合が悪い発見なのかも知れません。
「貸す側に全責任がある」と天動説を唱え続けてきた一部勢力は、日本政府や裁判所までをもコントロールし、貸す側を規制し、ついに貸す側を収奪できるように法律を改変し、その法律が今年6月に施行されるに至ったことを、この本の中で詳細に解明してきました。
「借り手には責任がない」と言った瞬間、借り手へのフォローは置き去りにされます。それこそが現在の日本が置かれている姿なのです。
だけど、百万言を費やして引力の存在を否定しても、決して空中浮遊はできません。借り手に責任がないと言った瞬間に、ほんとうにお金が必要な人を救えなくなってしまうのです。
今年6月。貸金業法が完全施行されてしまいます。借りても大丈夫な人から資金調達の道をムリヤリ取り上げる一方で、借りてはいけない人に貸すことを容認する法律です。貸し手を規制し、貸し手を罰するこの法律。徹頭徹尾、非科学的であり、あたかも呪術のようにすら見える悪法です。
予算はゼロだが対策は打ったと政府は言い訳を並べています。絵に描いたモチならいくつもあるから、どんどん食べて満腹になれと言う政府。これがどれほどの欺瞞なのか、言うまでもありません。精神力を統一すれば竹槍でB29を撃墜できると言って国民を戦争に駆り立てたのはどこの誰だったのか、忘れたわけではないですよね。
責任転嫁するだけでは問題は解決しないのです。真実を見据えなければ何一つ前には進まないのです。
ニュートンが引力を作ったわけではありません。ニュートンは引力を発見したに過ぎません。
人類が誕生するよりもずっと前から、リンゴの実は落下し続けていたのです。
それと同じで、人類がお金を使い始め、お金の貸し借りを始めた瞬間から、破綻の臨界点もまた、そこに存在し続けていたのです。
またもや愚かな過ちを繰り返したあとでないと、この国は一つも変われないというのなら、なんという情けない国なのでしょうか。


