至極ごもっともだよ。この本。

俺は学校の教師の言うことをほぼ信用しないで生きてきた。「キリギリスの人生」と自虐的に称しているが、なに、キリギリスでも「人権(虫か)」があるというのが昨今の世の中だ。遊んでいるバカでも生活保護で、アリが一生懸命働いたモノをもらって暮らせるってんだから、そりゃみんなアリよりキリギリスの方がいいと思うだろうよ。

ただ、キリギリスも、妙に歌がうまい奴とか、妙に高く飛べる奴ってのは、逆にアリのほうから「もう一回見せてくれませんか。ご飯食べませんか」って言ってくれる。そういうキリギリスになればいいのだ。ほとんどのアリは、飛べないんだから。

だいたい、学校で教える「きれい事」なんて大嫌いだし、建前も嫌いだ。みんなウソばっかりついてるのがこの世の中だ。その「ウソ」に気づいて、でも気づいていないフリもしつつも、「どこかで出し抜いてやる」って奴しかこの世では生き延びられない。もう、総中流も二度と来ないし、大学出ようがブラック企業で非正規雇用なんてのは当たり前なのだ。しかも、奨学金なんて借りたら、大学卒業でいきなり数百万の借金を抱えることになる。なんだそりゃ。俺のように一発当てましたみたいなヒトはいいかもしれないが(俺は高校生のときには、働きまくって月に10~20万くらい稼いでいたので奨学金借りていないけど)、ちゃんと大学まで行って学んでも、回収に人生のほとんどがかかる、なんて恐ろしいシステムはどうにかしたほうがいい。

一流企業にいても油断はできない。常に「いかに優秀なアリであるか」を求められる。ぼけっとしてたら、他のアリに食われるのが現代社会だ。だから、「いかに物事の本質を見抜くか」というのが成功の秘訣のひとつであるような気がする。

その点でたけしのこの本は面白かった。最近、テレビでは呂律が回ってなかったり(酒飲みすぎだろう)するが、まぁ、本人は頭だけは回っているんだな。まぁ今までさんざんいい思いしたんだろうけど、こういう考え方を持っていれば当然他とちがって「一発当てる」わなぁ、と思った今日この頃。