インテリジェンス関係者じゃなくても読んどけ!

最近、これを読んだ。

「虐殺と陰謀 情報戦から読み解く悪の中東論」。これがまた面白い。イスラム金融に近い筋である飯島勲も読んでいるに違いないのだ。

 内容をざっくり言えば、、、あんまり書いてもダメだが、たとえば、ナセルの時代のエジプト、イランのインテリジェンス、ビン・ラーディン、それにイスラム国やアラブの春とか。詳しくはみんな、買って読みやがれ!という話なのだが、アラブの春、イスラム国に関してはこれで結論が出たといえるだろう。

例えば、アラブの春については、拡大中東構想、中東協力イニシアティブ(MEPI)、ジーン・シャープ、CANVAS、それにイスラム国に関しては、偽旗作戦、サウジアラビアのバンダル王子、トルコのハカン・フィダン、それにハジ・バクル。こうした固有名詞を見ただけでも、従来の著作とは全く違う。インテリジェンスをやっててこれを知らないようじゃ話にならない。外事2課と3課(警視庁の場合)は読んでおくように。SAにでるかもしれないぞ。ちなみに、イスラム国とヌスラ戦線の関係もよくわかる。
 
そうそう、商社関係やエンジニアリング関係の人は読んでおくといい。サウジアラビアと関係が深い住友化学とかね。この本を読んで、シリア内乱を中心とする中東の動乱を見直し、危機管理につなげてほしい。