やはり、法務省の黒川は強い!
次官留任しているだけあってすごいな。法務省という役所は、「検事」つまり検察の方が地位が上だ。法務省・検察庁の最高ポストは「検事総長」。その次が「東京高検検事長」、その次が「大阪高検検事長」か、「次長検事」(この辺になると時代によって変わってくる)。「法務省事務次官」は、法務・検察の序列でいえば、上から5番目から8番目くらいだろう。黒川のような実力者の場合は当然、上になるが、永田町と近すぎるので彼に検察に戻る目は無い。週刊文春が「黒川法務事務次官の次のポストは官房副長官か」と報じているのも頷ける。
役所はきれい事では務まらないが、まぁ申し訳ないがその名字のように「黒い案件・難しい案件」の差配をやってきた黒川がどうなるのか楽しみだ。なにせ、知りすぎるほど知っている男ゆえ、変な処遇は出来ない。本人の意向もあるだろうが、まぁ、検察での上位ポストは難しいだろう。となれば、官邸に行くしかない。
案外本人が「俺天下りでいいよもう疲れた」といいだしたり・・・しないかな。鳩山法務大臣時代にあれやこれやといろいろ聞いているからある程度わかるのだが、いやはや、こういう「恐ろしい男」の処遇と使い道を間違えるとそれが内閣の寿命を短くしかねない。