ドローンについて考える

先日、複数のドローンとおぼしき飛翔体が都内の複数の場所で目撃された。

「ヘリとの見間違いでは?」という意見には「フライトレーダー24(なぜか21と私過去記事で間違ってましたので謝罪して訂正します)」というソフトを使えば、簡単に飛んだ軌跡が出るので確認できます。民間航空機なら全部出る。ただし軍や自衛隊、警察関係のものは、出ない場合もある(特に米軍)。そういった政府関係の極秘飛行をあのような時間に都心で行うことは考えにくいため、見間違いの線というのは少し考えにくいかな。皇族の墓がある立川でも目撃があったようですが、墓ならば豊島岡墓稜にもないとおかしいです。

結局、一般参賀でも何もなかったようですが、一番笑ったのは警視庁の対応。「機動隊を出しました」って、空飛んでるやつどやって落とすのよ。戦中の「鬼畜米英!」と叫びながら竹槍を空に向けて打つシーンを思い出してしまいました(つまり無駄だと言うことです)。実際の所は、とりあえず部隊を出すしかなかったんでしょうね。この国の首都防空は全くなってない(苦笑)。

*普通の落とし方

警視庁にはドローンの専門家がいるらしいですが、大体やってることの騒動はつきます。まぁ、たいしたこと出来ないのですけど・・・さて、ドローンというのはプロペラが4枚とか6枚とか8枚ありますよね。4枚の場合、1枚でも止められればすぐに落ちます。だから、細い網みたいなもの(絡まった釣り糸なイメージ)を上から落とすと飛行不能になる可能性が高い。

あるいは、粘着質なものをかけてもいいですね。どろっとしているものです。10分で固まる接着剤のようなものでもOK。

*工夫した落とし方

一定の強力なレーザー光を当てて機械を故障させるという手段がありますが、これは警察では無理でしょう。自動追尾で口銭を飛んでるドローンに当てるというものですね。

ほかにも、電波法違反とかそんなことは考えずに、飛んでいるドローンの周波数をのっとって落とす信号を出すという手があります。

ただいずれにしろ、普通に売ってるドローンなら出来ますが、軍用とか、8ペラの大型のものであれば、そもそも日本国内で対応できるところはないでしょう。

飛ばす方も、日本の規制なんか関係なく飛ばせば、もう当局ではやりようがない。操縦者が二人いて、同じ周波数で操縦するならば、どこかに最初のドローンを飛ばす人間がいて、別の高層ビルなどに「第2の」操縦者がいたりすると、これは極めて立証が難しい。電波の発信源がコロコロ変わるわけですからね。これは大変。

ドローンを落とすには、物理的に動かなくするか、電子的に動かなくするか、この2パターンしかないわけです。では犯罪をどうやって予防するか、と、警察側の立場になってみましょう。それは「すべてのドローンを規則で縛り,今どこで飛んでいるかを、携帯電話各社の電波で位置割り出しが出来るようにする」というところでしょうかね。飛行機は、自分の位置を特定するために常に電波を飛ばしています。それと同じ事をドローンにさせればいいのです。法律にするにはちょっと難易度があるから、その先はみんなで頑張ってください。

ま、許認可でカッチカチにしといて、その性能を上回る奴が飛んだら、さらに上の性能のドローンを複数出して網掛けするってのが現実的な所かしら。

私も飛ばしてますけど、一度も見つかったことはないです。真っ黒でランプつかないからかも 笑

でも、ダメな場所で飛ばすのはやめましょう。世の中は面白くないことに満ちていると思いますが、つまらないことをやるよりも、そのいたずら心をいい方に持っていきましょうね。