まったく!お兄ちゃんは!

「もう、ずっと女の子ばっかり見てるんですよ!みなさん、二階堂は変態でーす!」

「いくら叫んでも日本人俺たちだけだと思うぞ」

「まったく!美人みたらボーッとしちゃつて!」

「あれは目の毒だ。エロゲが現実になっていまやってるのかと思った」

「しかもさ、なんか楽しそうに話してたじゃん!兄ちゃんなんでハンガリー語できるの」

「POCKETALK忘れたから、記憶のすべてのドイツ語で話したら、フランス語できたから挨拶しただけだろ!それも、『アジアの女の子かわいいね。日本なんだ!』って、萌那のことほめてたんだし!」

「と、とにかく、あんなきれいでスタイルのいい女の子と話すの禁止です!!!」

「同じ年だったよ。お前聞いてるようで何も聞いてないのな(笑)」

「も、も、もうお兄ちゃんがなんかこのおんなのヒトについてって萌那はもうさよならって言われたらどうしようって。。」

「なんだ、ビーチサンダル持ってきたのか。もう中で捨てちゃったよ。ヒモとれかけてるし」

「いいんです!お兄ちゃんとの貴重な思い出なんですから!もう永久保存版です!ですです!ところでおなかがすきました。先生!」

「飯は安いらしいからなんか食うか。せっかくブダペスト来たんだからな」

「もうっ!おにいちゃんだいすきなの!」

ブダペストの地下鉄のベンチでこれかいてる(結構手間がかかるのに)俺はどんなバカなんだ。

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