治安悪化。女の子は気をつけてね。

お忙しいところ、今更の話かも知れませんが、「大げさなハゲ」さんの件を拝見し、ふと、同じクラスター対策班で一緒に活動してる東北大学の押谷仁教授のことを思い出しまして。

貴サイトの読者の皆様の中には、更なる知見をお持ちの方々もおられ、遺伝子の突然変異などの高度な情報を勉強させていただいてきているところですが、最近、この教授が作成した資料を見て、これまでの日本で起きてきた感染状況を、一見解として、自分を含めた門外漢でよく知らない人にもうまく説明しているな、と思った次第です。
(こちらの資料です)
(元の引用先:新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する厚生労働省対策推進本部クラスター対策班 クラスター対策研修会(2020年3月29日)
また、早い時期から危機感を持って警鐘をならしてきた専門家の一人であるとも思います。「中国を孤立させてはいけない」など、中国への配慮なども見られるのですが、2月12日の時点で、
「「過度に恐れずにインフルエンザと同じような対応を」というメッセージを伝えるだけでこのウイルスにたち向かうことができるとは私は考えていない。.」「この新型コロナウイルスはまったく違う。重症化する人の割合は低いが、重症化した人ではウイルスそのものが肺の中で増えるウイルス性肺炎を起こす..季節性インフルエンザと同じ程度の病気しか起こさないウイルスだからといって、決して侮ってはいけないウイルスである。」
そのウイルスの拡散するスピードに人類はまったく追いつけておらず、すべての対応が後手に回っている。それは中国だけではなく日本やWHOを含めたすべての国際社会がそのスピードについていけていない。しかし、このウイルスに我々の想像を超えるようなスピードを与えたのは人類なのだということも忘れてはいけない。」
「このウイルスを世界中に運んでいるのは動物ではなく、人である。中国国内、さらに中国と日本を含む多くの国との人の行き来が急速に増大したことがこのウイルスに人類に制御できないようなスピードを与えてしまったことは明らかである。」
という話もしていました。(https://www.med.tohoku.ac.jp/feature/pages/topics_215.html から引用)
他方、ウィルス学の専門家なので、「だから、どうしたらいい」の点で、社会・経済的な影響という観点からの提言を行えるわけではないでしょう
報道によれば、「小池百合子都知事が週末の不要不急の外出の自粛などを求めたことには、押谷さんは「先週の三連休はすっかり、市民の危機意識が緩んでいたので、意識を共有していただく意味で良かった。特に夜のイベントで感染したケースが実は多く、夜の外出を控えるよう呼び掛けたのは効果があると思う」と評価した」、だそうです。
時に自粛・自宅検疫措置も必要でしょう。しかし、お金の巡りが、よく血液の流れに例えられるように、自粛措置は重度の出血を止めるターニケット(止血帯)のようなもので、緊急措置として有用な場合もありますが、長時間継続すると止血された箇所が壊死してしまうことでしょう。感染しない・させないよう努めながら、いかに通常業務に戻していけるか、というところに焦点を当てていかないいけませんね。
それから、夜の商売で潤ってた人たちですが、急にフロントの商売で金が入ってこなくなり、代わりに時間と人員を持て余していたらどうするかな、と思うんですよ。新たな形態の犯罪が増えてくると思います。