北方解放戦線の戦士たち

我々はマイナーな存在であるが、密やかにあちこちに浸透している。

あとで驚いても意味がない。まずは祥太郎に俺のことを聞いてみることだな。もちろん知らないと言うと思うが、我々はそういうところにももれなく諜報員を配置している。

俺がその辺で飲み歩いてるだけのバカだと思ってくれるのが一番いいけど、本日の初便、しかもANAではないところにもうちの工作員はいるかもしれない。

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