「猫かぶらないとダメですよ」
昨夜、行きたくない六本木に行った。麻布署にいたんだが、たぶん誰も気づいてない。知り合いがいて、面白い話聞きに行ったのだ。入り口で「よ!おつかれさん!」っていったらあっさり入れた。そこでいわれたのが、
「あんたはホントのことを言うからダメだ」
と。なんでか聞くと、
「いや、ハッタリこいてなんか言ってる奴らは別だが、お前の場合、ホンモノだろ。やるといったら本気でやるし、やったらみんなビビる。そして怖がって嫌う。俺みたいに相手にする奴は珍しいんだぞ。それはさておき、ホントのことをズバリ言うだろ。だからダメなんだよ。嘘かなと思ったら、ホントなんだもん。もっと怖いよ。その辺の奴が『俺は国会議員知っててさ』とかいうんじゃないんだもん。朝方に片っ端からバッヂ(国会議員のこと)たたき起こすなんてお前くらいだよ。みんなそこまではいいんだが、翌日以降、騒ぐだろ。そこではじめてわかるんだよ」
という。そこで、
「おれはちゃんと最初に言ってる。それを信じないんだもの。じゃぁ、何やられてもしょうがねぇだろ。そっちがオイコラ警察の態度なら、もっと上の権力から圧力でぶっつぶす。世の中上には上がいるってことをわからせなきゃならん。おれだって誰にも頭は下げないが、彼女に言われたら急におとなしくなる。上には上がいる」
と、話にオチをつけて別れたのだが。ま、それはおいといて、別の打ち合わせ後、某クラブへ久々に行ったわけですよ。そこではこんど、
「猫かぶんないからダメなんですよ」
っていわれた。
「もうおとなしくしていればいいんですから。弱いです、って感じでいいんですよ。いつもそんなキツい視線で生きてたら疲れるでしょ」
だって。うーん、いろいろ読まれてる・・・。
猫かぶって弱く出来るかなぁ・・・それなら、外に出ていかない方が楽な気がする・・・。