さて。愛知県警にはがっかり、という話を書いた。おそらく愛知のPMは
「うるせぇよこのクソやろう。こっちは忙しいんだよ。二階堂なんて死ねばいいのに」
と思っていることだろう。どうせどこでも嫌われているので気にしないし、そんな罵詈雑言はストレス解消のためにも是非はき出して欲しいのだが、それはさておき、本事案、以下のようなやりとりがあった。愛知ではなく、警察庁関係者だ。
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警察庁関係者(以下「警察」とする):「今回もまた話題になりましたね。たしかに本事案、脅迫なので、届け出を待つことはありますが、告訴は不要です。心証の問題ですが、判例でもこれは告訴いりません。」
二階堂:「堅苦しいなぁ。。。もっと気楽に行こうよ。ところで本件、相手が精神病院入退院しているようなマル精の様子でしょ。それが明確に殺害予告している。そりゃ、いろんな意味で怖いに決まってます。はい、犯罪成立。つまり、構成要件に該当し違法、まではクリアしました。では、有責かどうか・・・でも、その判断と捜査するかどうかは別だもの。なのに、読んだ人が『ああ、うち(愛知県警)でやろうと思ったけどやめたわ。警視庁に被害届出せば?うち(愛知県警)は捜査経済上合わないから。それに、お前(二階堂)ムカつくし』と取れる文章を送ってくる・・・これは、なんなの?」
警察:「わかってんじゃん、さすが元○○○○○!(笑)。うちの組織は、人だけだよ信用出来るのは。個人同士のつながり以外、一切信用出来ないのが警察だよ。愛知は・・・たぶん、検事がNOって言うとめんどくさいとか、フダ(逮捕状)出ないとやっかい(解説:精神がらみだと面倒くさいので、最初から22条通報してあとは病院に任せた方がいい)だとか、あるんだよ。あとは、二階堂がブルったか否かってのも重要。どう?ブルッてる?(笑)。」
二階堂:「そりゃブルッてる。俺は『3ヶ月以内に』殺すといわれているのかと思ったけど、たくさんの読者の指摘で『3日以内ってことじゃないですか』ってあった。おい、明日しかないじゃないか生きていられるの。イヤ怖い・・・ほら、ビビってるでしょ。これでOK。。。。って、もう、なんなのこのタテマエ主義(苦笑)。」
警察:「でもね、知ってると思うけど、検事がめんどくさがるとかいうのもあるのよ。大体この手の事件って、事務官上がりの副検事とかそんなのがやることが多いのよ。検察が飲まなかったらめんどくさいし、正直、二階堂ちゃんなら『自分でナントカするだろ』って思っているのかもしれない。なにせあんたはうちの嫌われ者だからな(笑)」
二階堂:「逆流させればいいのか?(解説:逆流とは、事件というのは、普通、現場捜査員から上に向かって報告が上がっていくものだが、上から「捜査しろ」と降りてくる事件を「逆流事件」と呼ぶ)それとも、内閣委員会とか予算委員会で出せばいいのか?法務省にも打診しといて、『スムーズな捜査指揮』でも取ればいいのか?俺は被害者だぞ。なんでそこまでしなきゃならないんだ(笑)。」
警察:「ほら、うち(警察)の弱点知ってるでしょ『強いものに弱い』って。だから、やっぱり上からドーン!が一番効くよね。本来はもちろん不公平な取り扱いで、あってはいけないことだけど。」
二階堂:「俺はもう、昔の組織にいたときの人ではなく、一般人だ。『法的に見て被害の客体が人だから、届け出してくれ』というのはわかるが、『あんたの地元のPS(警察署)行きなさいよばいばーい』と突き放すのは・・・そりゃ、警察不信を助長するだけだって。」
警察:「それだけ全国警察に嫌われとるんだよ。日本で一番警察官に嫌われてる個人なんじゃないか?誇りに思わないといけないぞ(笑)」
二階堂:「そんなにか・・・でも、濃いファンが多いからなぁ。悪口書いててもホントは仲良しとか。あんたも同じだろ(笑)。まぁ、しょうがないよ。俺が警視庁に被害届出して、被害届の移牒してもらった方が楽だとかそういう話?(移牒とは、事件の管轄を他府県警にうつすこと)」
警察:「それもあるだろう。だが、あそこまでの騒動になってるんだ、普通なら、任意で引っ張るだろう。どことは言わないが、お前の仲のいい某都道府県警なら、即座に行くだろうな。でも、愛知は愛知なんだろう。あ、そういえば、トヨタの内山田会長ってルートあるんだろ?そこから突けばいいのに。よほど早いよ。天下り関係もあるから(笑)。それはともかく、真面目な話、少なくとも、犯罪事実があることは愛知も確認しているわけだから。確認しきれなくたって、確認するべく動かなくてはならない義務があるからね。それをしないのはおかしい。」
二階堂:「やりとり出しちゃって、威力業務妨害とか因縁つけられたらいやになるね。俺は愛知県警にいると書いたのが威力業務妨害だとか。別にさ、1Fで待ち合わせようとしたことは問題ないだろ。犯人に自首を促す目的がありましたっていうもの。で、当日行かなかったけど、『怖いから行けませんでした』と俺がいったら、もう終わりだろ。大体、俺は午前中に、国立大学の学長(医者)と会ってるんだもの。『遠出しない方がいいと言いました』って学長が証言したら、はい、おわり。威力をもって業務を妨害する目的などなかった、となるからね。あとで記事にしたのは、報道目的だというのはすでに明らか。となれば問題はない。いずれにしろ、すでに「いざというときは弁護団組んで」って頼んであるから、何かあればすぐ来るからいいんだけど・・・」
警察:「吸い出しでパクる方が楽なのにヘンだね。”フリ”すればいいのにねぇ。捜査員張らせたりする無駄な税金かからないし。本部前なら、交代で味噌カツでも食いながら待ってりゃいいんでしょ?楽なモンだよ。でもまぁ、一般人に吸い出しなんてやられるの嫌うからな。それに、威業なんかでアンタを取らないと思うよ。公判で全部しゃべるだろ昔の話。そりゃ、うちの上が止めるよ。人殺しとかじゃあるまいし、こんな事件で全部表沙汰にされたら正直たまらないもの。アンタのネタ出たら、国会だって止まるだろうし。」
二階堂:「当たり前だよ。大騒動になるよ。最初の脅迫なんて誰も忘れてて、もうみんな俺に夢中・・・でもそんな面倒なのもイヤなんだよ。そもそも、こんな大騒動にしたくなかったわけ。でも、普通にやるのはつまらない・・・で、顔立てるようにちゃんとやってるのに、アホだからそれがわからない。もうどうしようもないんだよね頭が悪くて。こないだの六本木交差点交番もそうだけど、『最初からちゃんとやれよ』ってことだよ。そうそう、日大の板倉教授だっけ。法律がらみのテレビに必ず出てくるの。ああいう方も顧問につけた方がいいね。それにしても、吸い出しの方が捜査経済上有効だとも思うし、そもそも、もしなにかあるなら警察でやってもらわないと、こっちだって危ないだろ。間違ってセントレアなんかに呼び出して、誰もいなくて犬死にはいやだもの。だから、警察に助けを求める感覚で言っていたんだが、『うぜぇな二階堂。お前なんか勝手に死ねよ。死んだ方が面白いんだよ』って愛知県警が考えているとしたら、悲しいことだね。」
警察:「それは・・・うーん。かわいそうに。ただ、あの時点で「地検が飲むかわからない」という判断はあったと思うし、事件が面倒だ、と思っている幹部捜査員がいたのは否定しないよ。普通の人には警察と検察の関係は理解出来ないと思うが、意外と詐欺とかでも立件出来ないのは『公判維持が出来ないので逮捕は認めません』って検事が言うから、ってことが多いんだよな。でもまさか、被害者の前で『いやぁ、地検が事件食わないんですわ。公判維持に自信がないっていってまして。あきらめてください』なんて言えるわけがない。被害者と検察の板挟みになっている中間管理職みたいな側面もうち(警察)にはあるからな。あんたはわかるだろ。それに加えて、被害者があんたじゃ、そりゃ、被疑者より被害者の方にみんな興味あるわな(笑)」
二階堂:「ホントひどい話だよね。まぁ、検事が事件食いません、だから警察も触れません、ってのには同情もするんだけど、いまは『仕事をしない、出来ない』PMが多いからな。俺警部級のSA(警察の昇進試験のこと)でも90点以上取れるものいまだに。変なポジション作って警察庁うろついている使えない警視とかよりよっぽど俺の方が頭いいって(笑)。俺のことはともかく、ただパーとチャカ振り回して『僕らポリスメーン!』とか言ってたってしょうがないだろ。かっこつけの事案とか、社会ウケする事案ばっかりに星つけるからこんな事になるんだよ。それに、真面目にやってる刑事が昇進試験受けられないから階級低くて、ちょっと飛ばされた奴が暇になって試験受けたら受かった、とか、そんなことばっかりやってるから現場の士気も下がって、それが外部に向き、結論として警察不信がひどくなるんだよ。俺はサイバーと捜査一課の違いもわかるし、公安もわかるけど、そんなもの一般人にはわからないでしょ。これら一連の流れ見たら、普通の人は『あ、警察は結局何もしてくれないんだ』って思うよね。それをこうやってリアルで報じるのも俺にしかたぶん出来ない。俺は握るところは握るけど、ダメなものはダメだっていってずっと協力者やってたからね。俺は足かけ6年、一回も金もらったことないんだから。『自腹インテリジェンス』っていってたけど、俺の行動のことじゃなくて、本当は、日本中の警察協力していたのを自虐的に言っていただけだからね。」
警察:「それは中にいた俺だって知らなかったし、あなたもしゃべらなかったからね、わかんなかったよ。その話はほとんどの人が知らないと思う。この間もうちで『二階堂は嘘つきだ』ってチヨダがらみが言ってたもの。でもいまの俺はちゃんと知ってる。味方もいるんだよ。あまり褒めると調子に乗るからこのへんにするけど、いまのPMに対しての意見はごもっとも!でもまぁ、いろいろ大変なんだと思うよ。現場も。ほんとに。ただちょっとまずすぎるわなぁ。いくらお前が嫌いでも、法律に関してはプロと言ってもいいくらいの相手にこんなことしたら、どうなるかわかるだろうに。いや、わかんないのかな。警察官は意外と世の中のことを知らないから。」
二階堂:「そんなこと百も承知だよ。でもさ、愛知県警と言えば、俺ずっと前、ゼンショーの役員に言ったことあるんだよ。ほら、強盗が頻発しているときに。『すき家に強盗はいるたびに、捜査本部の設置、人員の残業代その他で、1件で1,000万円かかる。これは税金の無駄だ。きちんと防犯システムを整えるべきだ。無駄な税金が使われている。何が”禅”ショーだ、自己満足か』とね。うちでも書いたしね。でも、これ、愛知県警の心ある幹部がマスコミ通じて頼んできたんだよ。だから、叩かれるように工作してあげたのあちこちで。「効果的にちゃんと対策するようにできないでしょうか」っていうからやったんだけど。それに、現場が苦労するし無駄な税金使うのもよくないと共感して、黙って書いて指導した。県警はそのあと、表でもドカーンとやったでしょ。でも、こっちが先に書いてるはずだよ。そのあとちゃんとやるようになったでしょ。いちいちいわないけど・・・。こんな事があると、なんか、そういうのもさ、やって損した、とか、恩を仇で、みたいに思うようになるよね。この話だって、今回の話なければ書くつもりもなかったけど。俺は、無償はいいけど、何ひとつ文句言わないで犬のようにご主人様に奉仕なんてできないよ。無償奉仕ですべて捧げます、なんて、自分の彼女なら別だけど、警察に出来るわけがない。そりゃ、腹立つようになる。」
警察:「あんたはいつもババ引いてるよな。まぁ、キレる理由もわかるし、俺はあんたが長年にわたって密かにやっていたこともいろいろ聞いて知っているだけに、『功労者に対してもひどい扱いしている警察という組織』にはなにか天罰が下ると思うわ。しばらくまた、ウォッチします。」
二階堂:「そういってくれるのは数少ない味方だけですよ。どうもありがとういつも!」
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・・・こんなやりとりがあったわけだ。全部書くとまずいから少しだけはしょってあるけど・・・
世の中面倒なことが多いですな。さて、あとは何を解説していけばいいかな・・・あーあ、こうやって俺はますます嫌われるんだが、言わなきゃならんことは言わないとダメだ。どんなに嫌われても。
愛知県警本部長・・・ダメだ知らんわ。愛知本部長のルートって微妙だよな・・・本部長3回目か・・・。82年組じゃ、この先は管区局長でおわりかな。
木岡保雅(きおか・やすまさ)広島県出身。82年東大法卒、同年4月警察庁採用、警察大学校教授、警察庁生活安全局少年課少年保護対策室長、文科省初等中等教育局児童生徒課長、京都府警察警務部長、三重県警本部長、長崎県警本部長、愛知県警本部長