なんかこの記事でトヨタが騒いでるんだけど・・・ところで、タンドラっていい車なの?

章男会長の役員報酬は、社長だった22年度は9億9900万円、会長になった23年度は16億2200万円、会長2年目の24年度が19億4900万円と右肩上がりに増加している。
トヨタ自動車の2025年度の売り上げが史上初めて50兆円(前期比5.5%増の50兆6849億円)を超えたのだから、章男会長の報酬額にも異論をはさむ余地はないだろう。

「売上高50兆円」の達成の主な理由は、ハイブリッド車(HV)の販売が北米を中心に世界的なヒットとなったことが挙げられるものの、章男会長の経営能力の賜物という見方が強い。

とはいえ、章男会長は時に公私混同が過ぎると囁かれていることも。章男会長は学生時代にグランドホッケーにのめり込み全日本選手にも選抜。また、音楽活動にも熱心で、目下パーソナリティーを務めるラジオ番組では、自ら選曲している。

多趣味の章男会長が最も情熱を傾けているのは、モータースポーツだ。章男会長のモータースーツへの情熱は生半可な物ではなく、「モリゾウ」の名でマスタードライバー(テストドライバー)を務めていることは広く知られている。

2009年、トヨタ自動車は経営悪化を理由にモータースポーツの最高峰と呼ばれるF1から撤退。その決断を下したのが、当時社長だった章男会長だった。

以降、章男会長は自虐的に自らのことを「F1を辞めた男」と呼んでいるが、モータースポーツへの情熱が冷めたわけではない。会長の情熱はF1からラリーに移っている。
国際自動車連盟(FIA)が管理する世界ラリー選手権(WRC)の日本ラウンドは、ラリージャパンと呼ばれている。

第1回(2004)大会から第4回(2007年)大会までは北海道の十勝地方で開催。第5回(2008年)大会と第6回(2010年)大会は北海道の道央地域で開催した。
そして第7回(2022年)以降、昨年の第13回までは愛知県と岐阜県で開催されている。そもそも第7回にそれまでの北海道開歳から愛知岐阜に移ったのは、章男会長の意向が反映された結果だという。
実は、ラリー開催場所変更が章男会長の悪評に繋がっているのだ。
ラリージャパンは、地域経済への波及効果を謳っているが、興行としては成功しているとは言い難い。北海道開始は、毎日新聞社と各種団体が主催していたが、赤字が続き「結果的に大会開催は困難」と判断して、毎日新聞社も撤退している。

北海道から岐阜・愛知県に場所を移した22年以降は、主催者は「豊田市」(愛知県)「トヨタ・モータースポーツ・クラブ」、特定非営利活動法人「M.O.S.C.O.」の3社の共同に。「M.O.S.C.O.」はモータースポーツの普及振興を目的とした団体である。

また、北海道とはことなり、市街地もコースの一部となった。章男会長の肝いりで開催地となり、主催者となった豊田市だが、心中は複雑だ。

ラリージャパンの収支を見てみると、22年は5300万円の赤字。23年は、約3億4000万円の赤字。24年は約5300万円の赤字。25年は公表されていないものの、市は「収支全体は黒字」と発表している。
先に記したように、岐阜・愛知県でのラリージャパン開催は、章男会長の肝いり。開催の一部費用は豊田市の支出ということは、税金から賄っているということになる。

声高に税金の無駄使いなどと言いたくないが、地元の人々は章男会長の高額な報酬を知っているので、「トヨタ自動車か、章男会長のポケットマネーから開催費用を出して欲しいのが本音」という声が聞こえてくる。
言い換えれば、章男会長は吝嗇、ケチだと揶揄されているわけだ。確かに、章夫会長の肝いりで開催場所になったのだから、費用を負担してもおかしくない。
実は、ラリージャパンの開催を受けて、今年2月に「三河湾ラリー」が開始された。
主催者は「モンテカルロオートスポーツクラブ」。トヨタ自動車と近いモータースポーツクラブで、実行委員会には蒲郡市などの自治体や、名古屋鉄道株式会社(東証プライム・9048)や近畿日本ツーリスト(東証プライム・9726)などが名を連ねている。
こちらも章男会長の意向があっての開催だという。
オンブズマンなどが調査して告発すれば、章男会長もポケットマネーからの支払いを考えるのではないか。