日本は全てインチキばかり。役人を皆殺しにしないと変わらないのかもね。江戸幕府の終わりみたいに。

参議院選も近いのに、自滅の道をまっしぐらの自民党ですね。

現在、日本の主穀類は、コメと小麦が約半分づつですが、小麦は90%が輸入です。肥料も、農薬も、エネルギーも全て輸入です。もう食糧安保などというものは、破綻しているのです。しかし農業保護のために、関税や農業参入制限などで、消費者は大きな負担を掛けられています。

2021年の農業世帯の平均収入は570万円であり、サラリーマン家庭平均の550万円を超えています。
農業外収入、農作物の自家消費を考えると、その差はもっと大きくなります。
メディアは、農家の人は大変だ、ありがとうなどと言いますが、私は、福島のクソ農家が他県のコメ袋に汚染米を詰め替え、他県に持っていったこと、福島の漁師が、千葉、茨城に汚染魚を持ち込み、放射線汚染魚騒ぎを起こしたことを忘れていません。
彼らがやるべきことは、東電本社前に積み上げ、補償を要求すれば良かったのです。農産物800憶円、水産物180憶円、合わせて1000憶円たらずと、被害全体から見れば大した金額ではなかったのです。バイパス工事に反対し、汚染水を増やした元凶も彼らです。

米作の生産コストは、小規模(1ヘクタール以下)では、315円/kg、現在の農機具で効率の良い20-30ヘクタールの大規模営農では、186円/kgと、生産コストは大きく異なります。また、大規模であれば容易な、乾田直播による生産に切り替えると、100円/kg以下のコストが実現可能です。消費者価格にして、200円/kg程度となるでしょう。これは現在の小麦価格と同等です。

私は、国際価格の2倍程度の価格であれば、日本産のコメを買いたいと思いますし、それ以上なら海外米の無洗米を買います。欧州、中国で暮らした経験から、私には十分な品質だと思っています。

今回、農林中金の2兆円規模の巨額損失を回収するため、消費者に2倍以上の価格を押し付けています。備蓄米の放出も、入札条件から、94%をJAが落札し、予想通りコメの価格は変わりません。当たり前ですね、巨額損失は回収出来ていないのですから。最初から農林族議員、農水省、JAがグルなんですから。

このような異常な事態ですが、前述のように、改善する方法はあるのに、何故、実現しないのか？もちろん、大規模化、効率化して、消費者に妥当な価格で提供すると、自民党の票田が減っちゃうからですね。111万人が3.3万人と100万票くらい減りますね。
また、JAの農業資材提供、流通、金融独占が崩れ、苗の販売も出来なくなり、JA不要論が出て来る、農水省の役人の天下り(26人くらいいるそうですね)、政治家の影響力が無くなり、戦後の農政の矛盾が解消されてしまうからですね。

そんな中、トランプの関税要求の中、政府はミニマムアクセス枠で米国米の購入などをリークし始めています。つまり輸入関税には手を付けないぞ！ということです。ガソリン税の暫定税率で聞いた話ですね。税金に手を付けると、それがずっと続くけど、補助金なら1年毎と自由自在ですからね。10年経てば消費者には10倍の差が出ます。
メディアは、米農家を出して来て、「日本の基本食糧である米の安定供給が揺らぐ」など、トボけたことを語らせています。前述のように、そんなものは在りません！
現在コメの関税は、341円/kgであり、現在の国際価格68.19円/kg(世界のネタ帳2025年から)であり、500%もの高関税で保護しているのです。それも食糧安定供給の名の下にですが、農林中金の損失回収以外理由の無い消費者価格が800円/kg以上への高騰と、安定供給も何も在ったものでは無いのにです。恥知らずですね。

私は、農協法、農業関連法、JA、資金運用能力の無い農林中金を廃止し、水田の集約を進め、大規模・機械化、乾田直播、それに適した品種改良をし、小麦から美味しく安いコメへの消費者回帰も出来るのに、やる奴は居ないのか！とイライラしてしまいますね。それがGHQが滅茶苦茶にしてくれた農政からの脱却になると思うのですが。